『柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会』
Group of Concerned Scientists and Engineers Calling for the Closure of the Kashiwazaki-Kariwa Nuclear Power Plant



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〒160-0004 東京都新宿区四谷1-21
戸田ビル4階
「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える
科学者・技術者の会」
事務局:菅波 完
携帯 070-5074-5985
info@takagifund.org



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声明への賛同をお願いします!
 設計基準を大幅に超える地震動で大きな被害を受けた 柏崎刈羽原発 について、まだその核心部分の被害状況も正確に分からないうちから、再稼働するという雰囲気が社会に植え付けられ、その前提で調査・検討が行われつつあります。私たち4人(石橋克彦・井野博満・田中三彦・山口幸夫)はこの状況に強い危惧の念を抱き、2007年8月21日、声明「東京電力柏崎刈羽原子力発電所の閉鎖を訴える」を発表しました。

 声明は「閉鎖を視野に入れた客観的な科学的・技術的見地から」調査を行うべきだと主張しています。直ちに閉鎖を考える方々だけでなく、再開だけを前提にして調査を進めるのはおかしいと考える方々にも、是非、声明にご賛同いただきたいと思います。(こちらの賛同フォームから簡単に登録できます。)

■ 最大の問題は、再稼働が大前提にされていること――
 当然、今後、炉心部をはじめとする全施設の徹底的な損傷状況調査や敷地地盤に関する詳しい調査が行われなければなりません。私たちが危惧するのは、それらの調査が、近い将来(1~2年後)の運転再開を前提として行われつつあって、客観的な科学的・技術的調査とは言い難い点です。

 そのような原子力行政や事業者の姿勢を改めさせ、柏崎刈羽原発の真の耐震安全性を確保するためには、良識ある科学者・技術者が批判の声を上げる必要があると痛感しています。なぜならば、政府や事業者が主導する調査には、立場上多くの科学者・技術者が協力しているからです。彼らに対して、私たちは科学者・技術者としての倫理を問いたい。また、政府や事業者に対しても、その重大な社会的責任を問いたい。そのために、一人でも多くの科学者・技術者の方々が私たちの呼びかけに応えてくださることを訴えたいと思います。

■ ご賛同をお願いする「科学者・技術者」とは――
 とくに条件はありません。大学・研究所・企業などの科学者・技術者の方々はもちろん、すでに現場を離れた方々、理科教育等に携わっている方々、理工系の学生の方々など、どなたでも歓迎です。

 私たち呼びかけ人は現在、声明に記した科学的・技術的根拠から柏崎刈羽原発は閉鎖しかないと考えていますが、上述のように、そこまでは言えないが現状はおかしいと考える方々も是非ご賛同ください。

■ 賛同してくださる方は――
 下記の欄に記入の上Faxでお送り頂くか、同じ内容をE-mailでお送りください。ブログからも送信できます。
 「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」は、地震の直撃を受けた柏崎刈羽原発に問題を絞って活動します。今後、関係する各種委員会の動向などに注意深く目を向けながら、科学者・技術者の立場から事態を分析し、国内外の関係機関などに提言を行ったり、市民に向けてのシンポジウムを開催したりしていきたいと考えています。賛同者の皆様には適宜情報をお伝えしていく予定です。可能な方には、場合によって、委員会の傍聴、情報収集、問題の分析などに専門の立場からご協力をお願いしたいと思います。

賛同フォームはこちらです。



IAEAへの公開書簡
先週、IAEAの理事会が開かれていましたが、その中で、エルバラダイ事務局長は、新潟県中越沖地震による柏崎刈羽原発の被害について、日本政府の説明に沿って、原子炉は安全に停止し、放出された放射能も微量で健康面からも環境面からも安全なレベルであり、地震による原発施設へのダメージも原発の安全性を脅かすものではない、とコメントしました。

これに対し、私たちは、9月14日、エルバラダイ事務局長のコメントを憂慮し、下記(→「続きを読む」へ)の公開書簡とともに、8月21日に発表した「声明」をIAEAに送付しました。

この公開書簡の中で、私たちが強調したのは次の二点です。

●2006年に改訂された耐震指針に照らせば、柏崎刈羽原発を今後も稼働させることは出来ないはずであり、そのことを日本政府は8月に柏崎刈羽原発を調査したIAEAの調査グループに知らせていない。

●柏崎刈羽原発周辺において、新たな大地震が起こる危険性を否定できないことについても、日本政府がIAEAの調査グループに知らせていない。
  

新潟県中越沖地震による柏崎刈羽原発の被害については、海外からの関心も高まっていますし、今回のような重大な事例については、科学的な検証は、国際的にも開かれたかたちで行われなければなりません。
その意味では、政府や東京電力による説明だけが一人歩きをするような状況は避けなければなりません。

私たちとしても、世界に向けた情報発信や問題提起を積極的に続けて行く考えです。

[続きを読む]

おやすみなさい 柏崎刈羽原発
坂本龍一さんをはじめとするアーチスト達が、「柏崎刈羽原発の運転再開は危険です。」というメッセージへの賛同を呼びかけています。

これは広く一般の方の賛同を求めているものですので、ぜひみなさんも賛同をお願いします。

以下、https://www.sitesakamoto.com/unplug_kariwa/からの転載です。

=========================

柏崎刈羽原発の運転再開は危険です。

柏崎刈羽原発の周辺には、大きな地震を引き起こす活断層が存在しています。
しかし、その調査が十分に行われないままに、原発は建設されました。原発の耐震設計の基準値は、現実に起こった地震をはるかに下回っているようです。また、火事を起した配電施設を始め、多くの関連施設は岩盤の上ではなく、柔らかい地面の上に建設されています。

今回の地震で、老朽化が懸念されていた一号機を始めとして、七基すべての原発およびその関連施設が損傷を負いました。原発の敷地そのものが大きな隆起、沈下を起こし、デコボコになっている箇所もあります。目視では確認できないヒビやゆがみを含め、原子炉の主要な機器・配管にも損傷が及んでいる可能性があり、再び地震に襲われれば、より重篤な事故を起しかねません。

周辺の活断層が今後、さらに大きなマグニチュード8に達する地震を引き起こす可能性も示唆されています。施設がどれほど修復されたとしても、地下の活断層を取り除くことは出来ません。
取り除けない不安を無視して、柏崎刈羽原発が再び稼動すれば、それは不安の連鎖を引き起こし、社会に必要な信頼を失わせるのではないでしょうか。

柏崎刈羽原発がこのまま静かに役目を終わらせることを私達は望みます。

賛同者:
坂本龍一、 高橋健太郎、 shing02、 吉原悠博、 飯野賢治、 空里香、 吉村栄一、 山口モトキ、大林ミカ、 高谷史郎、 村上龍、 SUGIZO、 名和晃平、 大貫妙子、 松武秀樹、 サエキけんぞう、青木孝允、 桑原茂一、 濱野貴子、 高田漣、 高野寛、 カクマクシャカ、 米田知子、 谷崎テトラ、西健一、 テイ・トウワ、 祐真朋樹、 石川直樹、 平間 至、 堀信子、 田島一成、 飛矢崎雅也、瀧本幹也、 佐々木直喜、 椎名和夫、 kyoka、 もりばやしみほ 、 Oto(以上、artists' power)
田中 優(未来バンク)、 辻信一(ナマケモノ倶楽部)、 中村隆市(ナマケモノ倶楽部)、信藤三雄(CONTEMPORARY PRODUCTION)

8/21 記者会見の動画
8月21日に学士会館で行った声明発表の記者会見の様子を動画でご覧頂けるようにしました。

全体では1時間半以上の長時間になりますので、下記の様に5つに分割してあります。

その1 (山口幸夫さんの趣旨説明/石橋克彦さんの解説 :19分59秒)
その2 (田中三彦さんの解説 :17分11秒)
その3 (井野博満さんの解説と四人から補足 :16分19秒)
その4 (質疑応答の前半 :26分42秒)
その5 (質疑応答の後半 :23分11秒)

ぜひご覧下さい。


DSC00571.jpg



【9/26追記】 この動画は、当初、ワッチミーTVというサイトにアップしていたのですが、やや画像が粗いので、もう少し鮮明な画像を別サイトにアップしました。
これに合わせて、上記のリンクも、別サイトの動画ファイルへのリンクに張り替えてあります。(Windows Media Player 形式なのでMacの方には不便かも知れません。)




8/21 記者会見動画その5
質疑応答の後半 :23分11秒






8/21 記者会見動画その4
質疑応答の前半 :26分41秒







8/21 記者会見動画その3
井野博満さんの解説と四人から補足 :16分19秒






8/21 記者会見動画その2
田中三彦さんの解説 :17分11秒






8/21 記者会見動画その1
山口幸夫さんの趣旨説明/石橋克彦さんの解説 :19分58秒






週刊朝日 9/7号
もう一つ、重要な記事の紹介です。

これも先週ですが、週刊朝日(9/7号)に、呼びかけ人の一人である田中三彦さんと原子炉メーカーの現役設計技術者、広瀬謙介さん(仮名)の対談記事が掲載されています。これも必読です。

この記事の後半で、広瀬さんは、「実は、工学的に安全性を厳密に確保しようと考えると、私はもう日本で原子力プラントが出来ないんではないかと思っているんです。安全性の確保というのは、壊れなかったから安全、じゃないんです。今回は運良く壊れなかっただけかもしれない。壊れたときは、これはもう間違いなく危険が証明されます。」と述べています。

これこそが、自らの関わる技術に対する、誠実な姿勢ではないでしょうか。

「東京電力が安全だと言えば言うほど、地元の住民は不安になる。」と言ったのは、新潟県の斎田危機管理監ですが、地元住民の原発不信は、技術や技術者に対する不信でもあります。

この対談記事の中で、田中三彦さんは、「原発メーカーの人間がちゃんと表に出て、損傷の議論にきちんと応じたら良いんじゃないかと思うんですが。」と問いかけていますが、これに対して広瀬さんはこう答えています。
「それは、原子力に関わっていると、とても許される状況ではないんです。たぶん言ったとたんに排除されるだろうと思います。電力会社はお客さんなので、われわれにとっては絶対的な存在です。」

このような関係性の中で、本来何よりも重要なはずの安全性の議論がうやむやにされているところに、この問題の根深さを感じます。

今回の問題をきっかけに、現場の技術者が、本当の意味での技術者倫理に基づいて発言できるように、悪しき業界構造に風穴を開けるきっかけにしたいものです。